【完全網羅】給湯器の種類を徹底比較!プロが教える後悔しない選び方とは? - 給湯器パンダ®

【完全網羅】給湯器の種類を徹底比較!プロが教える後悔しない選び方とは?

毎日使うお湯だからこそ、給湯器選びは暮らしの快適性と光熱費に直結する重要なポイントです。

しかし、ガス、電気、石油、ハイブリッド…と種類が多く、カタログを見ても「何がどう違うの?」「我が家にはどれが合っているの?」と悩んでしまう方も少なくありません。

この記事では、給湯器の種類ごとの特徴やメリット・デメリット、さらには選び方のポイントからメンテナンスの注意点まで、専門的な情報を分かりやすく、そして深く掘り下げて解説します。

この記事を読めば、まるで専門家が隣にいるかのように、ご家庭に最適な一台を見つけ出すことができるでしょう。

後悔しない給湯器選びのために、ぜひ最後までご覧ください。

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監修者:伊藤 洵弥

監修者:伊藤 洵弥

給湯パンダ 給湯器事業部長

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給湯器の主な種類

給湯器は、使用するエネルギー源(熱源)によって大きく分類されます。

ここでは、それぞれの熱源ごとの特徴、メリット・デメリット、さらに細かな種類について深掘りしていきましょう。

ガス給湯器

最も普及しているタイプがガス給湯器です。

都市ガスまたはプロパンガス(LPガス)を燃料とし、瞬間的にお湯を沸かすため、湯切れの心配が少ないのが大きな特徴です。

ガス給湯器の種類と機能

ガス給湯器は、機能によって主に以下の種類に分けられます。

種類主な機能特徴
給湯専用お湯を出す機能のみシンプルで比較的安価。追い焚きや自動お湯はりは不可。
オートタイプ自動お湯はり、自動ストップ、追い焚き、保温(一定時間)設定湯量・湯温でお湯はりが完了すると自動停止。追い焚きも可能。
フルオートタイプオートタイプの機能に加え、自動足し湯、追い焚き配管自動洗浄、入浴検知による自動沸きあげより快適なバスタイムを実現する多機能モデル。配管洗浄で清潔さも保てる。
「【ガス給湯器】交換・修理の費用相場は?グラフで分かる全ユーザーの交換費用や、業者の選び方をあわせて解説」をさらに詳しく見る

また、近年主流となっているのが「エコジョーズ(潜熱回収型ガス給湯器)」です。

エコジョーズとは?従来型との違い

エコジョーズは、従来捨てていた排気ガス中の熱(潜熱)を再利用して水を予備加熱する高効率なガス給湯器です。

  • 仕組み: 排気熱を回収することで、熱効率が従来型の約80%から約95%へと大幅に向上します。
  • メリット:
    • ガス代の節約: 熱効率が高いため、同じ湯量でもガス使用量を約10~15%削減できます。
    • 環境性能の向上: CO2排出量も削減され、環境に優しいです。
  • デメリット:
    • 初期費用が高い: 従来型に比べて本体価格が数万円~十数万円程度高くなります。
    • ドレン排水工事が必要: 潜熱回収時に凝縮水(ドレン水)が発生するため、これを排水するための工事が別途必要になります。設置場所によっては工事が難しい場合や、追加費用がかかることもあります。ドレン水は酸性のため、適切な処理が求められます。

初期費用はかかりますが、長期的なランニングコストの削減や環境への配慮を考えると、エコジョーズは非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。

「エコジョーズ交換の費用相場は?エコキュートの違いや、業者の選び方をあわせて解説」をさらに詳しく見る

電気給湯器

電気を熱源とする給湯器で、主に「エコキュート」と「電気温水器」の2種類があります。

エコキュート(自然冷媒ヒートポンプ給湯機)

エコキュートは、大気中の熱をヒートポンプ技術で集めてお湯を沸かす、非常に省エネ性能の高い給湯器です。主に割安な深夜電力を利用してお湯を沸かし、貯湯タンクに溜めておく仕組みです。

仕組み

  1. ファンで大気の熱を熱交換器に取り込む。
  2. 冷媒(CO2が主流)が熱を吸収し、圧縮機で高温になる。
  3. 高温になった冷媒が水熱交換器を通り、水を加熱してお湯を作る。
  4. 熱を奪われた冷媒は膨張弁で低温になり、再び大気の熱を吸収する。 このサイクルを繰り返します。少ない電力で効率よくお湯を沸かせるのが特徴です。

メリット

  • ランニングコストが安い: 深夜電力を活用し、ヒートポンプ技術で効率よくお湯を沸かすため、ガス給湯器や電気温水器と比較して光熱費を大幅に抑えられます。特にオール電化住宅との相性が抜群です。
  • 環境性能が高い: CO2排出量が少なく、フロン系冷媒を使用しない機種が多いため、環境負荷が小さいです。
  • 災害時に役立つ可能性: 貯湯タンクのお湯や水を、断水時に生活用水として利用できる場合があります(飲用は機種や状況による確認が必要)。

デメリット

  • 初期費用が高い: ガス給湯器や電気温水器に比べて本体価格や設置工事費が高額になる傾向があります。
  • 設置スペースが必要: ヒートポンプユニットと貯湯タンクの2つを設置するため、ある程度のスペースが必要です。特に都市部の戸建てやマンションでは設置場所の確保が課題となることがあります。
  • 運転音への配慮: ヒートポンプユニットの運転時にファンが回る音や低周波音が発生することがあります。設置場所によっては、隣家への騒音対策が必要になるケースも。
  • 湯切れの可能性: タンクのお湯を使い切ると、再度沸き上げるまで時間がかかります(機種によっては追い焚きや沸き増し機能あり)。家族の人数や使用湯量を考慮したタンク容量の選定が非常に重要です。
  • 水圧がやや低い場合がある: 貯湯式のため、水道直圧式のガス給湯器などと比べるとシャワーの水圧が弱く感じることがあります。ただし、近年では高圧給湯タイプや水道直圧タイプのエコキュートも登場しており、この問題は改善されつつあります。購入前に仕様を確認しましょう。
  • 入浴剤の制限: 機種によっては、配管の腐食や詰まりの原因となるため、使用できる入浴剤の種類が制限されることがあります。

 

エコキュートのタンク容量の選び方

エコキュートの性能を最大限に活かすには、家族構成やライフスタイルに合ったタンク容量を選ぶことが不可欠です。

家族構成の目安おすすめのタンク容量
2~3人300L~370L
3~5人370L~460L
5~7人460L~560L

これはあくまで目安であり、お湯の使い方(シャワーの回数が多い、毎日湯船にお湯を張るなど)によって必要な容量は変わります。

迷った場合は、一つ大きめの容量を選ぶと安心ですが、大きすぎると沸き上げ時のエネルギーが無駄になる可能性もあるため、専門家とよく相談することが推奨されます。

「エコキュート交換の費用相場は?グラフで分かる全ユーザーの交換費用や、業者の選び方をあわせて解説」をさらに詳しく見る

 

電気温水器

電気温水器は、貯湯タンク内のヒーターで直接水を加熱してお湯を沸かし、溜めておくタイプの給湯器です。エコキュートと同様に深夜電力を利用することが多いですが、ヒートポンプを使わない点が異なります。

  • 仕組み: タンク内に設置された電気ヒーターに通電し、その熱で水を直接温めます。
  • メリット:
    • エコキュートより初期費用が安い: 構造がシンプルなため、本体価格はエコキュートよりも比較的安価です。
    • 運転音が静か: ヒートポンプユニットのようなファンがないため、運転音は非常に静かです。
    • 設置スペースがエコキュートより小さい場合がある: 貯湯タンクのみの設置なので、ヒートポンプユニットのスペースが不要です(機種によります)。
  • デメリット:
    • ランニングコストが高い: ヒートポンプ技術を利用しないため、エコキュートと比較するとエネルギー効率が悪く、電気代が高くなる傾向があります。ガス給湯器(エコジョーズを除く従来型)と同程度か、それ以上になることも。
    • 湯切れの可能性: エコキュート同様、タンクのお湯を使い切ると沸き上げに時間がかかります。
    • 高圧力タイプが少ない: 一般的にエコキュートより水圧が低い機種が多い傾向にあります。

近年では、省エネ性の観点からエコキュートが主流となりつつありますが、設置スペースや初期費用、静音性を重視する場合には選択肢の一つとなります。

 

石油給湯器(灯油ボイラー)

灯油を燃料としてお湯を沸かす給湯器で、特に寒冷地やプロパンガス料金が高い地域で根強い人気があります。

メリット

  • パワフルな給湯能力: 寒冷地でも安定して大量のお湯を供給できる高い加熱能力を持っています。
  • ランニングコストが比較的安い地域も: 灯油価格は変動しますが、プロパンガスと比較して燃料費を抑えられる場合があります。都市ガスが供給されていない地域では有力な選択肢となります。
  • 比較的コンパクトな機種もある: 近年では壁掛け型など、設置スペースを抑えたモデルも登場しています。

デメリット

  • 燃料補給の手間: 灯油タンクへの定期的な給油が必要です。タンクの残量管理も欠かせません。
  • 灯油タンクの設置場所: 屋外に灯油タンクを設置するスペースが必要です。
  • 運転音や排気の臭い: 燃焼時に音や臭いが発生することがあります。設置場所には配慮が必要です。
  • 灯油価格の変動リスク: 原油価格の動向によって灯油価格が大きく変動するため、ランニングコストが不安定になる可能性があります。
  • 定期的なメンテナンス: ススが溜まりやすいため、定期的な清掃やメンテナンスがガス給湯器以上に重要になります。

石油給湯器にも「エコフィール(潜熱回収型石油給湯器)」という高効率タイプがあります。

エコジョーズと同様に排気熱を再利用することで熱効率を高め、灯油の使用量を削減し、CO2排出量も抑えます。初期費用は高めですが、ランニングコストの削減効果が期待できます。

ハイブリッド給湯器

ハイブリッド給湯器は、ガス給湯器(エコジョーズ)と電気ヒートポンプ(エコキュートの主要技術)を組み合わせた、次世代の給湯システムです。それぞれの熱源の長所を活かし、短所を補い合うことで、高い省エネ性能と快適性を両立します。

仕組み

  • 日常的な少量の給湯や保温は、効率の良い電気ヒートポンプが主役。
  • お風呂の湯はりや追い焚き、キッチンでの同時使用など、大量のお湯が必要な場合は、パワフルなガス給湯器(エコジョーズ)がアシスト。
  • 貯湯タンクも備えており、ヒートポンプで沸かしたお湯を蓄え、効率的に使用します。

メリット

  • 非常に高い省エネ性: ガスと電気の最適な使い分けにより、従来のガス給湯器やエコキュート単体よりもさらにランニングコストを抑えられる可能性があります。特に給湯負荷が高い家庭で効果を発揮しやすいです。
  • 湯切れの心配が少ない: ヒートポンプの貯湯に加え、瞬間的に沸かせるガス給湯器があるため、湯切れのリスクが大幅に低減されます。
  • 環境性能が高い: CO2排出量を大幅に削減できます。
  • 既存のガス配管・給水給湯配管を有効活用できる場合がある: 設置条件が合えば、比較的スムーズに導入できることがあります。

デメリット

  • 初期費用が非常に高い: 最も高機能な分、本体価格や設置工事費は他の給湯器と比較して高額になります。
  • 設置スペースが必要: ヒートポンプユニット、貯湯タンク、ガス給湯器(一体型または分離型)を設置するため、エコキュート以上の広いスペースが必要になる場合があります。
  • システムが複雑: 構造が複雑なため、故障時の修理費用が高くなる可能性や、対応できる業者が限られることも考えられます。

予算と設置スペースに余裕があり、最大限の省エネ効果と快適性を追求したい場合に検討すべき選択肢です。

給湯器の設置場所

給湯器は、その設置場所によっても種類が分かれます。安全性やメンテナンス性に関わる重要なポイントです。

設置場所タイプ特徴と注意点
屋外設置型壁掛型外壁に設置。省スペースで設置可能。戸建て、マンションのベランダなど。
据置型地面やブロックの上に設置。安定性が高い。主に戸建て。
PS標準設置型マンションのパイプスペース(PS)内に設置。扉内に隠蔽される。
PS扉内設置型マンションのパイプスペースの扉の内側に設置。排気方法(前方排気、上方排気など)に種類がある。
屋内設置型FF式(Forced Flue)給排気とも屋外から強制的に行う密閉式。室内の空気を使わないため安全性が高い。壁に給排気トップの穴を開ける必要あり。寒冷地で凍結防止のために用いられることも。
FE式(Forced Exhaust)給気は室内から、排気はファンで強制的に屋外へ。半密閉式。比較的小型。換気が必要。
BF式(Balanced Flue)バランス釜。浴室内に設置し、給排気とも屋外から自然通気で行う。古い公営住宅などで見られるが、現在は減少傾向。シャワー圧が弱いなどの課題も。
RF式(Roof Top Fan)主に大型施設や集合住宅の屋上に設置されるタイプ。

設置場所は、建物の構造や地域の条例、消防法などによって制限される場合があります。特に屋内設置型の場合や、既存の給湯器と異なる場所に設置変更する場合は、専門業者による現地調査が不可欠です。誤った設置は一酸化炭素中毒などの重大な事故につながる危険性があるため、絶対に自己判断せず、資格を持った専門業者に依頼しましょう。

給湯器選びの7つの重要ポイント

ここまで様々な給湯器の種類を見てきましたが、実際に自宅に最適な一台を選ぶためには、以下のポイントを総合的に考慮する必要があります。

家族構成とライフスタイル(号数の選定): 給湯器の能力は「号数」で表されます。号数とは、「水温+25℃のお湯を1分間に何リットル出せるか」を示す数値です。

例えば、24号なら1分間に24リットルのお湯を出せます。

家族構成の目安おすすめの号数主な使用シーンのイメージ
1~2人16号シャワーとキッチンなど1ヶ所での同時使用が少ない場合
2~3人20号シャワーとキッチンなど2ヶ所で同時使用することがある場合
3~5人以上24号シャワー、キッチン、洗面など複数箇所で同時使用が多い場合

冬場は水温が低いため、同じ号数でも夏場より出湯量が少なくなることがあります。

また、シャワーの水圧を重視する方や、お湯をたっぷり使いたい方は、余裕を持った号数を選ぶと快適性が向上します。

ただし、必要以上に大きな号数を選んでも、ガス代や電気代が無駄になるわけではありません(瞬間式の場合)。

エコキュートの場合はタンク容量が重要になります。

現在使用している給湯器の種類と設置状況の確認

現在お使いの給湯器の種類(ガス、電気、石油など)、メーカー、型番、設置場所(屋外壁掛、屋内FF式など)を事前に確認しておくと、後継機種の選定や見積もり依頼がスムーズに進みます。

特にマンションの場合は、管理規約で設置できる給湯器の種類や排気方法が制限されていることが多いため、必ず管理組合や管理会社に確認しましょう。

重視するポイントの明確化

何を最も重視するかで、選ぶべき給湯器の方向性が変わります。

  • 初期費用を抑えたい: ガス給湯器(従来型)、電気温水器
  • ランニングコストを抑えたい: エコキュート、エコジョーズ、ハイブリッド給湯器、石油給湯器(エコフィール)
  • 機能性を重視したい: フルオートタイプのガス給湯器、高機能なエコキュート
  • 環境性能を重視したい: エコキュート、エコジョーズ、ハイブリッド給湯器、エコフィール
  • 設置スペースが限られている: コンパクトなガス給湯器(壁掛型)、一部の電気温水器 これらの優先順位を家族で話し合っておくと良いでしょう。

戸建てかマンションか

戸建ての場合は比較的自由に給湯器を選べますが、前述の通りマンションの場合は管理規約による制限があります。PS設置タイプが主流で、選べる機種が限られることもあります。エコキュートや石油給湯器、ハイブリッド給湯器は、設置スペースや規約の問題でマンションへの導入が難しいケースが多いです。

必要な機能の検討

給湯専用で十分か、追い焚きは必要か、自動足し湯や配管洗浄機能まで求めるかなど、必要な機能を検討します。多機能なほど本体価格は上がりますが、日々の快適性は向上します。家族の入浴スタイル(時間帯がバラバラか、続けて入るかなど)も考慮しましょう。

寒冷地仕様の必要性

冬季に氷点下になるような寒冷地では、給湯器本体や配管の凍結防止機能が強化された「寒冷地仕様」のモデルを選ぶ必要があります。通常の給湯器では凍結による故障のリスクが高まります。エコキュートの場合も、外気温が低い地域に対応したパワフルな機種や、凍結防止ヒーターが強化されたモデルが用意されています。

信頼できる業者選び

給湯器の選定から設置工事、アフターサービスまでトータルで考えると、信頼できる業者選びが最も重要と言っても過言ではありません。複数の業者から見積もりを取り、価格だけでなく、提案内容、実績、保証内容、対応の丁寧さなどを比較検討しましょう。

給湯器交換・導入時の注意点と流れ

給湯器の交換や新規導入をスムーズに進めるための注意点と、一般的な流れを解説します。

業者選びのポイント

  • 資格の有無: ガス給湯器の設置には「ガス機器設置スペシャリスト」や「液化石油ガス設備士」などの資格が必要です。電気給湯器の場合は「電気工事士」の資格が求められます。無資格業者による工事は非常に危険です。
  • 実績と評判: 施工実績が豊富で、口コミや評判が良い業者を選びましょう。インターネット上のレビューだけでなく、地域での評判も参考にすると良いでしょう。
  • 見積もりの明確さ: 本体価格だけでなく、標準工事費、追加工事費(配管延長、特殊な設置方法など)、廃材処理費などが明記されているか確認します。「一式」ではなく、詳細な内訳を提示してくれる業者が信頼できます。
  • 保証とアフターサービス: 製品保証(メーカー保証)に加えて、工事保証が付いているか確認しましょう。万が一のトラブル発生時に迅速に対応してくれるか、定期点検などのアフターサービスが充実しているかも重要なポイントです。
  • 複数の業者から見積もりを取る: 最低でも2~3社から見積もりを取り、価格や提案内容を比較検討することが推奨されます。ただし、安さだけで選ぶと、工事の質が悪かったり、後から追加費用を請求されたりするトラブルに繋がる可能性もあるため注意が必要です。

一般的な交換・導入の流れ

  1. 業者選定・相談: インターネットや知人の紹介などで業者を探し、現状の不満点や要望を伝えて相談します。
  2. 現地調査・見積もり: 業者が訪問し、設置場所や既存の給湯器、配管状況などを確認します。その上で、最適な機種の提案と見積もりが提示されます。
  3. 契約: 見積もり内容に納得できれば契約を結びます。工事日や支払い方法などを確認します。
  4. 設置工事: 専門の作業員が給湯器の設置工事を行います。工事時間は機種や設置状況により異なりますが、一般的には半日~1日程度です。
  5. 試運転・取り扱い説明: 工事完了後、正常に作動するか試運転を行い、使用方法や注意点についての説明を受けます。
  6. 支払い・保証書受け取り: 工事代金を支払い、保証書を受け取ります。

補助金制度の活用

省エネ性能の高い給湯器(エコキュート、エコジョーズ、ハイブリッド給湯器など)を導入する場合、国や地方自治体から補助金が支給される場合があります。

制度の内容や条件、申請期間は年度や自治体によって異なるため、最新情報を確認し、対象となる場合は積極的に活用しましょう。業者によっては、補助金申請のサポートをしてくれる場合もあります。

賃貸物件の場合の注意点

賃貸物件の給湯器が故障した場合や交換を希望する場合は、自己判断で業者に依頼する前に、必ず大家さんや管理会社に連絡し、指示を仰ぎましょう。費用負担や機種選定については、賃貸契約の内容や故障の原因によって異なります。

給湯器のメンテナンスと寿命

給湯器を長持ちさせ、安全に使用するためには、日常的なお手入れと定期的なメンテナンスが欠かせません。

日常的なお手入れ

  • 給湯器本体の外観: 汚れが気になったら、柔らかい布で拭く程度で十分です。
  • 浴槽の循環アダプターのフィルター: 追い焚き機能付きの場合、浴槽内の循環アダプターのフィルターに湯垢や髪の毛などが詰まりやすいです。定期的に清掃しましょう。
  • エコキュートの貯湯タンクの水抜き: 年に2~3回程度、タンクの底に溜まった沈殿物を取り除くための水抜き(排水)作業が推奨されています(機種により手順が異なります。取扱説明書を確認)。
  • 石油給湯器の給油口フィルターの清掃: 灯油タンクの給油口フィルターにゴミが詰まると、燃焼不良の原因になることがあります。

定期点検の重要性

給湯器は経年劣化する製品です。安全に使用し続けるためには、専門業者による定期的な点検を受けることが推奨されます。特に設置から7~8年以上経過した給湯器は、点検を検討しましょう。点検によって、部品の劣化や不具合を早期に発見し、大きな故障や事故を未然に防ぐことができます。

給湯器の寿命の目安

給湯器の寿命は、一般的に10年~15年程度と言われています。ただし、使用頻度や設置環境、メンテナンス状況によって大きく異なります。

故障や寿命が近いサイン

  • お湯の温度が安定しない、ぬるいお湯しか出ない
  • お湯が出るまでに時間がかかるようになった
  • 給湯器から異音がする(以前よりも音が大きくなった、変な音がするなど)
  • 給湯器本体や配管から水漏れしている
  • エラーコードが頻繁に表示される
  • 排気口の周りがすすで黒くなっている(特に石油給湯器)
  • ガス臭い、焦げ臭いにおいがする(危険な状態です。すぐに使用を中止し、ガス会社または業者に連絡してください)

これらのサインが見られたら、修理または交換を検討する時期かもしれません。特に10年以上使用している給湯器で不具合が出始めた場合は、修理費用と新品交換費用を比較し、長期的な視点で判断することが重要です。修理を繰り返すよりも、新しい高効率な機種に交換した方が、結果的に光熱費の削減や快適性の向上につながることもあります。

まとめ

給湯器の種類は多岐にわたり、それぞれに特徴があります。

ご家庭の家族構成、ライフスタイル、設置環境、そして何を重視するかによって、最適な選択は異なります。

  • パワフルさと手軽さなら「ガス給湯器(エコジョーズ推奨)」
  • ランニングコストと環境性能なら「エコキュート」
  • 寒冷地や特定の条件下なら「石油給湯器(エコフィール推奨)」
  • 究極の省エネと快適性なら「ハイブリッド給湯器」

この記事でご紹介した情報を参考に、それぞれのメリット・デメリットを比較検討し、ご自身にとって何がベストな選択なのかを見極めてください。

給湯器は長く使う設備だからこそ、初期費用だけでなく、ランニングコストや将来的なメンテナンス性も考慮に入れた総合的な判断が求められます。

もし、どの給湯器を選べば良いか迷ったり、専門的なアドバイスが必要だと感じたりした場合は、信頼できる専門業者に相談してみましょう。

専門家は、個々の状況に合わせた最適な提案をしてくれるはずです。

快適で経済的、そして環境にも優しい給湯器を選び、毎日の暮らしをより豊かなものにしていきましょう。

 

 

 

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